カルトナージュ教室

「暮らしの中の布箱づくり」

10年以上前になりますが、初めて買ったカルトナージュの本です。
広岡ちはるさん著「暮らしの中の布箱づくり」

初版が2003年となっています。
サブタイトルに「広岡ちはるのカルトナージュ」とありますが、あえて「布箱」とあるのが当時のカルトナージュの認知度を現していますね。

基本的な箱がふたのスタイル別に数多く掲載されています。

シャポースタイル---のせるふたの箱
ボックススタイル---かぶせるふたの箱
ブックスタイル---本のように開くふたの箱
オルゴールスタイル---片側が本体につながっているのせるふたの箱
シェルスタイル---片側が本体につながっているかぶせるふたの箱
トランクスタイル---つめかけのあるふたの箱
宝箱スタイル---ドーム型のふたの箱
六角形、八角形スタイル---多角形の箱
サークル、オーバルスタイル---丸い箱
トレースタイル---ふたのない箱

後半は引き出しや内箱といった応用的な作品となっています。

ベーシックな形の作品が多いのですが、コットンのチェックやストライプのカジュアルなものから、クラシックな花柄、ヴィンテージのプリント、ソレイアード、リバティなど、多種多様の生地が使われていて楽しい本です。

初めてカルトナージュにふれる人には、とてもいい本だと思います。
「インテリアの本?」と思うような装丁で、素敵です。

本を買って、しばらくは眺めるだけでしたが、いちばん基本のシャポースタイルの箱というのにチャレンジしたことがありました。本を見ながら材料を用意して、写真で説明されたページを参考に作ったのですが、出来栄えがひどくて捨ててしまいました。
やはり、細かい角の処理などは小さな写真と説明文では限界がありました。

体験レッスンなど少しでも習ったことがあれば、もう少しうまく作れたのにな。
今思えば、あのときどうして教室を探さなかったのかなぁ?