カルトナージュ教室

好き!好き!スキバル!


スキバル。

スキバルテックスとかスカイバーテックスとか呼ばれる紙です。

表面に皮革調の加工がされていて、作品に使用すると高級感が出ます。牛革やら豚皮やらクロコやら加工の種類も様々で、色もたくさんあります。紙なので切るのも貼るのもたやすく、ちょっとした汚れがついても多少はふき取ることができます。作品のほこりや汚れの付きそうな部分に使用するといいです。

生地に比べると、たち切りで使えるし折り目がしっかりと出せるので、スッキリとかつきちんとした印象に仕上がります。

 難点は、作品の端や折り目など使い込んでいくうちに、擦り切れて裏の紙が出てきます。

それともうひとつ。表面の柄によっては、貼るときに模様の向きやつながりに注意する必要があります。爬虫類系のものは要注意です。柄の小さなものであればそうでもないのですが、大きなものは無駄になってしまう部分も大きくなってしまいます。

スキバルテックスもなかなか身近で手に入るところはありません。ネットショップで注文しています。これも、名古屋市の「紙の温度」の品ぞろえが一番充実しています。
種類によって価格の幅がありますが、安いもので50cm×68cmで500円くらいから。

スキバルテックスが使用されている商品は、大きめの文房具屋で見かけることがあります。デスク周りの雑貨だったり、手帳の表紙だったり。リーズナブルなノートも、スキバルテックスを貼って、擦り切れそうな部分にキラリと金具をつけると、ちょっと大人な手帳に生まれ変わります。

ビジャー香代子先生の作品の中には、スキバルが効果的に使われているものが結構あります。文房具屋にならぶステーショナリーとは違い、エレガントな色遣いで素敵です。